2003年7月定例会 青少年総合対策特別委員会

残虐なゲームソフト規制を徹底へ

松崎:   最近何人ものお母さんたちから残虐な内容のゲームソフトについて話を聞いている。誰でも買えるものであり、確かめたところ、中には何十人もの人を殺さなければ終了しないもの、人を殺す場面が非常にリアルなもの、見るに耐えないものがある。県は状況を知っているか?

県側:   業界団体の調査しかないが、3歳から小学6年生までの子どもの4割が週に4日から5日以上ゲームソフトで遊んでいて、こうしたゲームで遊ぶ時間が長い子どもほど現実と非現実とが入り混じった絵を描くと報告されているほか、自分の都合で時間の流れを止められたりリセットできたりすることを何度も繰り返す中で、自分がすべてをコントロールできるといった幼児的な全能感を持ったまま成長してしまうという指摘もある。

県にもゲーム機器の氾濫防止や残虐な内容の規制を求める提案が寄せられており、大変重要な課題だと認識している。

松崎:   業界団体では、今年秋から第三者による評価機関を設立し、発売前のゲーム内容を審査して、暴力表現や言葉遣い、性表現などで対象年齢を設定するということだが、県としても取り組みが必要ではないか?

県側:   包装を明けて中を見て見なければ判断のしようがない難しさがあった。しかしこれからゲームソフトを一本ずつ審査し、残虐性を判断していきたい。そして神奈川県青少年保護育成条例の有害図書に当たるかどうかを一本ずつ県児童福祉審議会の審議にかけ、規制の対象とすると約束する。

松崎:   ぜひ、お願いする。