2004年2月 定例県議会文教常任委員会質問要旨

エイズ感染予防教育について

松崎:   エイズ感染については最近マスコミであまり取り上げられないが、実際には感染者も多くその増加も懸念されている。下火になった錯覚もある現在、県はエイズ予防教育にどう取り組んでいるか。

県側:   偏見や不安をなくすためカリキュラムに位置づけて感染予防について教育を行っている。小学校低学年では命の大切さを、高学年ではエイズそのものについて、中学や高校では病気の概念や予防方法について教えている。

松崎:   エイズに関わる市民活動は横浜が発祥の地であり、市民の先進的な取り組みがなされているが、教育現場でも性教育、性道徳教育の取り組みが必要だ。新年度はどのように取り組むつもりか。

県側:   性感染症であり性教育が必要だ。性に関わる場面でみずからどのように対処するか、適切な意思決定ができないといけないと考えている。エイズ教育の教材やビデオを活用して行く。高校生自身で取り組むエイズフォーラムも10年目の節目となる。

松崎:   エイズ予防に限らないが時間をかけて繰り返し行うことが大切だし、教育的見地からもひとつのことを深く掘り下げるきっかけとしてほしい。