2011年9月14日(水) 本会議代表質問

(質問要旨)

1. 県政運営の基本姿勢について

(1) 総合計画の見直しについて

 総合計画は、県がどのような政策を展開するのかを県民に示す県政運営の総合的・基本的な指針である。

基本構想は、概ね2025年を展望した「神奈川の望ましい将来像」と「政策の基本方向」を示しており、また実施計画は基本構想に掲げた将来像を具体化するための取組を示すための計画である。

先の議会で我が会派の代表質問においても触れたが、知事は、「いのち輝くマグネット神奈川」を新たな旗印として掲げ県政を推進していくとしている。

そこで、「いのち輝くマグネット神奈川」と言う旗を基本構想の見直しと、新たな実施計画の策定にどのように反映していくのか伺いたい。

(知事答弁)           

  松崎議員のご質問に順次お答えします。

  はじめに、県政運営の基本姿勢について何点かお尋ねがありました。

  まず、総合計画についてです。

  私は、県民が生きている喜びを実感し、生まれてきてよかった、長生きしてよかったと思える、そして、人やものを引きつける、住んでみたい、何度も訪れてみたいと思う魅力にあふれる神奈川を創り上げたいと考えており、「いのち輝くマグネット神奈川」という言葉に、私のメッセージを託しました。

 こうした思いから、基本構想の見直しや、新たな実施計画の策定に当たっては、県民の「いのち」を輝かせ、人やものを引き付けるマグネット力を持つ地域づくりに向けて、県民総力戦で進めてまいります。

  そこで、まず、基本構想の見直しにあたっては、東日本大震災及び福島第一原子力発電所の事故による社会環境の変化を踏まえ、エネルギー政策や大規模災害対策を中心にどのような政策が必要なのか、その基本的な方向を検討いたします。

  また、新たな実施計画の策定にあたっては、「いのちを輝かせる」「マグネット力を高める」という視点から、様々なプロジェクトを検討する中で、全国の先駆けとなる「神奈川モデル」を創り上げていけるよう取り組んでまいります。

  今後、計画の策定を進める中で、県議会のご意見はもとより、「知恵袋会議」や「対話の広場」なども活用しながら、県民や市町村からのご意見を幅広くいただき、総合計画へ反映してまいります。

(要望)              

  時間が少々ございますので、自席からの発言をお許し頂きたいと思います。知事、本当に具体的かつ真摯なご答弁をありがとうございました。何点か要望を申し述べさせていただきながら、3点ほど再質問をさせて頂きたいと思います。質問の順番に沿いまして申し上げますが、まずは、県政運営の基本姿勢につきまして、ご答弁ありがとうございました。総合計画の見直しにつきましては、旗の位置付けということを知事にしっかりとお聞きしたいということで、質問させていただいたわけでございます。これから基本構想とそしてまた実施計画と両面にわたって検討され、骨子なども明らかにされるということでございますが、知事の掲げる旗というものは、同時にこれは神奈川の旗でございますので、そこの所をしっかり練って、お示しを頂くように、お願いを申しあげます。