2003年9月定例会 青少年総合対策特別委員会

少年事件をめぐる取り組み強化に向けて

松崎:   6月定例会から今日までのわずかな間に長崎の12歳の少年による事件、沖縄の中学生集団暴行事件があった。新聞に少年に関する事件が載らない日はない。県としてこの間どのような対応をしてきたのか?

県側:   長崎、沖縄の重大事件を受けて、教育委員会は県教育長通知を出し、「人間尊重を基盤とした生徒指導の徹底」を呼びかけ、さらに問題行動の未然防止に向けて「児童生徒の問題行動の対応のあり方に関する点検」を行うよう、すべての市町村教育委員会と県立高校に通知した。

松崎:   その「点検」の結果は?

県側:   報告を求めていない。

松崎:   報告を聞いてもらいたい。その上で各校から要望や問題点を聞き出してほしい。そしてそれに対して県としてどうしていくべきかを考え、対応していってほしい。「点検」を意味あるものにするため、以上のような2段構えの対応をしてもらいたい。事はそれでも足りないくらいの切迫した状況にあるはずだ。

県側:   県青少年総合対策本部長の松沢知事名で緊急アピールを出し、横浜、川崎駅頭でキャンペーンを行った。今後シンポジウムも開催し世論喚起に務める。