2004年6月定例会 次世代育成特別委員会での質疑のまとめ

子どもの名前に使う漢字・非常識な拡大にストップを

松崎:   子どもの名前に使用できる漢字の中に、驚くべき、恐るべき漢字まで新たに使えるようになると伝えられた。子どもの名前は、親に命名権があって、公権力がどこまで介入できるかということが問題となっている。しかし、今回の新たにつかえる漢字の中には、「屍」とか「爆」とか常識的には名付けないであろうという字がずらりと並んでいる。そこで私は県として国に意見を言うべきだと申し入れたが、県の態度は「国民から意見が寄せられるだろう」ということだった。ただ待つ、というのでなく、県としてあるいは市町村でもいいが、直接住民の命名行為に接する者として国に意見を出すべきだったと思う。

県側:   法務省には1300件を超える意見が寄せられたようだ。このうち6割が再検討をもとめるものだったので、批判の多かった漢字は削除されると聞いている。県としても子どもの人権に配慮することは大変重要なことと受け止め、国の審議を注視していく。