2004年6月定例会での本会議一般質問

7月16日本会議一般質問のまとめ パート1

情報化を軸にした県民にわかりやすい行政について

松崎:   インターネットによる行政サービスの提供は県民サービスの向上をもたらすし、県庁内でも一層の電子化に取り組んで情報の共有に時間や手間を要しないより効率的な仕事の進め方に変えるべきだ。どういう視点で取り組むのか、どういう課題があると考えているのか。

知事:   分かりやすさと使いやすさという2つの視点が大切だ。分かりやすさの面では、県民の側から自宅のパソコンで電子申請を行う際に具体的な利用方法についての総合案内をする画面の作成や、電話での問い合わせの仕組みづくりを考えている。使いやすさの点では、バリアフリーに配慮し、高齢者や障害者にとっても使いやすい画面作りに取り組む。職員の利用については一人一台のパソコンの整備を進めネットワークを介した電子情報のやり取りを一層推進し、情報技術を活用して仕事のやり方を変え、効率を上げてゆく。一方で課題としては、県民に安心して使っていただけるようにすることであり、特に個人情報保護やセキュリティに十分配慮したシステムの運営、コンピュータセンターの安全性の確保が重要と思う。

松崎:   既に県営水道でもコンビニで水道料金の支払いが行え、9月スタートで県税の納税も可能となった。県民の利便を考えると、こうしたITを活用したワンストップサービスを今後さらに積極的に進めていくべきだ。

知事:   現在、県と市町村のサービスを一つの画面から受けることができるように、市町村と共同で電子申請の取り組みを進めている。どの申請を電子化するかについては公共施設の予約など申請の多い便利さを実感できるものから順次システムの整備に取り組む。

松崎:   いくつの手続きをいつまでに電子化するのか、県庁の電子化をいつまでに行おうとしているのか、情報セキュリティやバリアフリーを大切にしながらも、期限を切って取り組んでいただきたい。