平成17年1月決算特別委員会での質疑のまとめ

学校の安全管理マニュアルにテロ対策を盛り込むべき

松崎:   次に学校の安全管理マニュアルに関して聞きたい。例えば炭素菌や有害な化学物質が学校に持ち込まれた場合にどう対応していくつもりか。

県側:   安全管理マニュアルは、不審者への対応について定めているが、生物化学テロについては記述がない。万一校内で不審物が発見された場合は、手を触れずそのままにしておく、移動させる場合も手を触れない、警察や教育委員会に直ちに通報するという対応をする。連絡を受けた県教委は学校に緊急支援チームを派遣し、緊急対応についての助言や警察本部との連絡調整などの支援を行うことになっている。

松崎:   実際にそうしたケースがあったのではないか。

県側:   過去に不審な化学薬品が送付されるなどの事件が県立学校で発生している。この時学校は冷静・的確に対応し、緊急支援チームによる支援も行った。今後こうした化学物質の対応については安全管理マニュアル作成のための指針そのものを見直す中でマニュアルへの盛り込みを検討する。

松崎:   是非とも盛り込むべきだ。学校だけはテロに遭わない、とは言えないし、むしろ警戒の薄いところに子どもたちが大勢いる状況は、行う者には標的にもなりうる。対応をお願いする。