神奈川県議会2005年2月定例会 次世代育成特別委員会のまとめ
子どもの安全確保を徹底せよ
松 崎: 教職員だけで学校を守るのは限界がある。県内の全ての小中学校に警備員を配置すべきだ。
県 側: 有効な手段だが、残念ながら財政的に困難だ。
松 崎: やらないということか。
県 側: 大変苦しいが、そうした判断にならざるを得ない。保護者やボランティアによる巡回で安全確保を進めたい。
松 崎: それだけで本当に安全を確保できると本気で考えているのか。もっと具体的な策はないのか。
県 側: 教職員の研修や訓練を充実させる。また国の生徒指導推進協力員配置事業により県内20程度の小学校への配置を要望している。これは緊急時対応支援を含むもので週3日、半日単位の勤務だが学校の安全に関しても有効と考えている。
松 崎: 法定計画であるはずの次世代育成支援地域行動計画にそのことが一言も触れられておらず、今日がまったくの初耳である。
県 側: これから要望するので載せていない。
松 崎: 生徒指導の協力員の仕事に、本当に学校の安全のための配置という側面があるのか。
県 側: そういう面でも効果が出てくると思う。
松 崎: 警察が駆けつけるまでこれで本当に学校を守れるか。
県 側: 教職員の防犯意識の向上と技能等を身につけさせる。警察にも実践的な指導を要請している。
松 崎: 昨日の防災警察常任委員会で私の質問に警察本部長は、不測の事態が学校で発生したら施設管理者である校長の許可を待たずに校内に立ち入ると言明した。そういう理解で県教委も良いのか。
県 側: 不測の事態に際しては、施設管理者である校長の許可なく警察には校内に入っていただくことで了解している。