2月定例会 

環境農政常任委員会意見発表

民主党かながわクラブとして意見と要望を申し述べます。               

まず、木質バイオマスエネルギーの導入促進についてです。自然環境保全センターにつきましては、せっかく、木質バイオマスボイラーの導入という新規の取組みを行うのですから、県民に対して、県としての姿勢を伝え、政策的に推進していくことが明確に伝わる形で導入するよう要望します。木質バイオマスエネルギーは、小規模分散型、地産地消型で、化石燃料に代わる有望なエネルギーであり、林業の再建にもつながるもので、他県では、多面的・多角的に有効・有用な資源として本格活用が始まっています。ぜひとも明確な推進を求めます。

次に、燃料電池自動車については、課題がたくさんあることはわかりましたが、だからこそやりがいがある分野であります。県は燃料電池自動車を推進していく姿勢をもっと明確にし、国に対し本腰を入れるよう強く求めるべきではないでしょうか。1億円といわれる燃料電池自動車ですが、走行データを送るだけでは、いつになったら発進するのか県民には伝わりません。1年ごとに地球温暖化は加速して進んでおり、考えるだけでなく行動に移していただきたいと思います。

また、新規に着手する、アマモによる東京湾の環境改善事業は、全国豊かな海づくり大会を踏まえたものであり、一年限りとせずに継続して取り組んでゆこうと判断されたことを評価しています。また、5,000人もの方を巻き込んで行うということも有意義なことだと考えております。3年と言わず、ぜひ、息の長い腰を据えた事業として続けていただくよう要望します。

最後に、不法投棄対策については、総合的な対策と18年度内の条例制定を併せることによりまして、一層の政策効果を上げるよう要望します。

以上、意見と要望を申し上げ、18年度予算案並びに諸議案に賛成することを表明します。