神奈川県議会平成18年6月定例会
厚生常任委員会質疑のまとめ
8 病院事業庁長の所見について
松崎 ● がんセンターの総合整備について、「がん対策基本法」の成立の受け止め方と先程から質問に出ている医師の確保問題を病院事業庁長に伺いたい。
病院事業庁長 ○ 「がん対策基本法」は、基本理念に「がん研究の推進」、「居住地域にかかわらず適切な治療が受けられる体制の整備」、「患者本人の意向を尊重した医療提供」が明記され、また、医療機関の整備や専門医などの人材育成が柱となっている。これには出来る限り対応してまいりたい。
○ 若手の医師がどういう病院に行きたいかといえば、自身の腕が磨ける病院であり、それには3つの条件がある。
① 日常から高度な医療を行っていること。
この点について、がんセンターは普段から行っている。
② 高度な医療を行うための施設設備が整っていること。
この点についても、総合整備を進めて整備する。
③ 研修の体制、プログラムがきちんと整っていること。
この点について、従来の2年間ではなく、卒後、3・4・5年目をどうするか病院と検討し、今年度中にまとめたいと考えており、こうして、医師の確保を行ってまいりたい。