平成18年9月県議会定例会・厚生常任委員会質疑のまとめ

<がんセンター医療機器の整備について>

松崎       ● 高度ながん医療を提供するというのが県立がんセンターの機能・役割であり、高額な医療機器が他の病院よりも多いと思うが、PET-CTをはじめとする1点1億円以上の高額医療機器の整備状況について伺いたい。

県側       ○ 今年の3月末時点で、1点1億円以上の高額の医療機器は10点ある。主に放射線関係の機器で、PET-CTが1台、CRと呼ばれるコンピューテッドラジオグラフィが1台、CTが3台、MRIが1台などである。

松崎       ● 今、伺った機器のうち、古いものもかなりあると思うが、例えば10年以上経ったものはどのくらいあるのか、中でも一番古い機器はどのくらい経っているのか伺いたい。

県側       ○ 10点のうち、10年以上経過している機器が4点ある。一番古い機器は、13年経過しているコンピューテッドラジオグラフィである。

松崎       ● 13年経過した機器が、現在正常に稼働しているとは思うが、現在の医療水準に見合ったものなのか。

県側       ○ 医療現場からは、医療機器の進歩は非常に速く、出来るだけ整備して欲しいという話はあるが、現在使用することができるという点や、費用対効果などいろいろ議論した中で機器の更新などについても判断していきたい。

松崎     ● 昨年度はどの程度の機器整備を行ったのか、また、そのうち1点1千万円以上の機器はどれくらいあるのか伺いたい。

県側       ○ 昨年度は、がんセンターで約4億3千万円、83点を整備した。その中で1千万円以上の機器は2点で、PET-CTが約3億5千万円、そのほかに遺伝子解析システムである。

松崎       ● 総合整備の計画が進む間にも必要な医療機器の整備を含め病院としての取組みを進める必要があると思うが、どのような考え方で進めていくのか伺いたい。

県側       ○ 総合整備を待つことなく、必要な医療機器の整備に努めていきたい。また、待ち時間対策など、できる限りのことはしたい。