平成18年9月県議会定例会・厚生常任委員会質疑のまとめ

<原子力潜水艦放射性物質漏れについて>

松崎       ● 文部科学省が、横須賀港で放射性物質漏れを観測との発表を行い、米海軍原子力潜水艦との関係が指摘された。これに関連して数点確認したい。

漏れたとされるのは、コバルト58と60とされるが、この物質の性質について教えてほしい。

県側       ○ コバルト60は、金属元素で天然には存在しない放射性同位元素の一種で一般的には、ガンマ線を放射し、厚さや密度を測る工業用測定やがんの放射線治療、植物の品種改良などに使われており、半減期が約5.3年となっている。

ちなみに、コバルト58の半減期は約71日である。

松崎       ● 人体に及ぼす影響はあるのか。

県側       ○ 今回はごく微量だが大量となると影響があるものと思われる。

松崎       ● 今回の事態を受けて保健福祉部としてどのような対応をとるのか。

県側       ○ 今回の漏れはごく微量で影響ないと聞いており、県全体としては、企画部が対応する。

今後、県民への被害が出るなど影響が大きくなった場合には、保健福祉部として適切に対応する。

松崎       ● 原因は断定されていないが県民の不安解消に十分配慮すべきだし、万が一大きな影響が出る事態になった場合には、くれぐれも対応をよろしくお願いしたい。