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2018年6月19日 本会議代表質問

(質問要旨)

1 緊急課題の解決に向けて

 (1) ヘイトスピーチ対策について

  イ 県警察のヘイトスピーチ対策について

(松崎)   

  特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動を解消すべく、いわゆるヘイトスピーチ解消法が施行されて2年が経過した。 そのようなヘイトスピーチに対する社会の関心が一層高まる情勢下において、昼夜を問わず第一線で県民の安全・安心を守っている県警察においても、この種の行為が行われる際には、不当な差別的な言動は許さないとされる法の趣旨を踏まえた上で、現場の状況に応じた適切な対応を推進している。 今後も、引き続き取り組むことが重要であり、そうした取組に対する警察の対応にも大きな注目が集まるところである。 そこで、ヘイトスピーチに対する認識とヘイトスピーチに対する対処方針、併せて警察職員に対する教育の重要性について、伺いたい。

(警察本部長答弁)               

 県警察のヘイトスピーチ対策についてお答えをいたします。

 はじめに、本邦外出身者を我が国の地域社会から排除すること を煽動する不当な差別的言動は、人としての尊厳を傷つけたり、差別意識を生じさせることにつながりかねないものであり、あってはならないものと認識をしております。

 次に、いわゆるヘイトスピーチに対する対処方針についてお答え をいたします。

 県警察におきましては、ヘイトスピーチといわれる言動について は、個別の事案にもよりますが、例えば、刑法の脅迫や名誉毀損罪 などが成立する場合には、法と証拠に基づき厳正に対処していると ころであります。

 最後に、警察職員に対する教育につきましては、いわゆるヘイト スピーチ解消法の趣旨等を浸透させるため、繰り返し教育することが重要であるとの認識の下、推進をしているところであります。

 そのため、各所属に対して、通達を発出したほか、会議、研修等の様々な機会を通じて、教育を行っているところであります。

 県警察としては、引き続き、法の趣旨を踏まえ、不当な差別的言動の解消に向けた取組に寄与してまいりたいと考えております。

 以上でございます。