2016年9月23日 本会議一般質問
(質問要旨)
2.活力あふれる神奈川の実現
(1)東京2020大会の追加競技決定を受けた今後の取組について
(松崎)
東京2020大会への野球・ソフトボールなど5競技18種目の追加が正式決定され、野球・ソフトボールの会場予定地が、横浜スタジアムとなった。江の島で行われるセーリング、横浜国際総合競技場が予選会場に決まっているサッカーに加え、野球・ソフトボールと、3競技が県内で行われる喜ばしい結果となった。
野球・ソフトボールといった人気のある競技が、2019年のラグビーワールドカップに続いて、オリンピック競技として本県で開催されるということは、県民にとっても大変喜ばしいことであり、県民の関心がさらに高まってくる。今後、競技の実施にあたっては、横浜市と十分連携をとっていくことも必要になってくると思う。
そこで、今回の追加競技の決定を受けて、県として、改めて、東京2020大会開催に向けてどのように取組を進めていこうとしているのか、所見を伺いたい。
(知事答弁)
活力あふれる神奈川の実現について何点かお尋ねがありました。 まず、東京2020大会の追加競技決定を受けた今後の取組みについてです。
先月、追加競技と会場予定地が発表されたことで、オリンピックの競技と会場が出揃いました。 この結果、神奈川県では東京都以外で開催される競技の中でも、とりわけ魅力的で賑わいが期待できる3つもの競技が開催されることになりました。
まず、世界で最も競技人口が多いサッカー競技ですが、建設予定の新国立競技場を超える規模の横浜国際総合競技場では、強豪国同士のマッチメイクも大いに期待できます。 また、セーリング競技は1964年の東京オリンピックのレガシーを引き継ぎ、神奈川の誇る「Shonan」を代表するスポーツです。湘南海岸を訪れる何十万人もの皆さんが、熱い戦いに歓声をあげることと思います。 そして今回、横浜スタジアムが会場予定地となった野球・ソフトボール競技は、わが国ではサッカーと並んで最も人気の高い競技です。北京大会以来の「侍ジャパン」や、ソフトボール選手の雄姿に、県内が大いに盛り上がることは間違いありません。
この10月には、ラグビーワールドカップとオリパラを県全体で成功に導くため、市町村や、スポーツ、地域経済など、様々な分野の団体で構成する推進組織を立ち上げます。今後は、この組織を通じて、県内すみずみまでオリパラのムードを浸透させるとともに、内外の観客を神奈川全体でお迎えするための取組みを積極的に進めていきます。
そして、組織委員会やこの3つの競技の会場所在地である横浜市、藤沢市としっかり連携し、大会の成功に向けた準備を着実に進めてまいります。
(要望) 東京2020大会の追加競技決定を受けた今後の取組みについてであります。今回の決定を受けて、横浜スタジアムが野球・ソフトボールの主会場予定地となりましたけれども、横浜スタジアムでは毎年高校野球選手権の神奈川大会が行われております。大会のスケジュールに大きな影響を生じさせないような、適切な配慮を是非強く要望をさせていただきたいと思います。