令和6年第1回定例会警察本部答弁要旨 

   令和6年2月26日  代表・一般 質問

松崎 淳 議員 (会派 立憲民主党・かながわクラブ)

(質問要旨)

1 いのちを守り暮らしを支える県政の実現

 (2) 県警察における警察情報システムの取組と今後の展望について

令和6年1月4日から運転者管理システムが「警察共通基盤」に移行し、他のシステムについても「警察共通基盤」に移行すると思われ、県警察のみならず県民の利便性の向上等、大きなメリットに繋がるものと考えている。

そこで、警察庁の共通基盤への移行を受けて、県警察における警察情報システムの取組と今後の展望について、所見を伺う。

(警察本部長答弁)

〇 県警察における警察情報システムの取組と今後の展望についてお答えします。

〇 警察の情報システムは、これまで警察庁及び都道府県警察が個別にシステム整備・維持を行ってきたため、システム同士の連携やデータの標準化が十分でないことに加え、各都道府県警察で構築し運用しているため、整備・維持に係るコストが高止まりしているなど、システムの合理化・高度化を行う必要がありました。

〇 そのため警察庁では、警察情報管理システムの合理化・高度化を目的として警察共通基盤を整備し、令和3年4月から運用を開始しているところであります。

〇 この警察共通基盤の整備により、警察庁と都道府県警察のシステムが集約・統合されることから、都道府県警察間の情報共有の強化や整備・維持に係るコスト削減が期待されるところであります。

〇 また、本年1月に運転者管理システムを警察共通基盤へ移行したことにより、文字情報等のデータの標準化により、他県警察とのシステム間の連携が可能となったほか、今後、法改正等が伴うシステム改修作業を警察庁が一元的に実施することにより、県警察における業務負担が軽減されるなどの業務の合理化・効率化が図られたところであります。

〇 今後、運転者管理システムの移行に加え、遺失物関係手続等のシステムの移行を予定しており、警察庁と連携しながら支障がないよう計画的に進めてまいります。

〇 県警察では、警察共通基盤への移行をはじめとしたデジタル技術の活用により社会の変化に適応し、第一線の警察活動の強化と業務を効率化することで、将来にわたり県民の期待と信頼に応えられる力強い警察活動が展開できるよう、業務のDX化を進めてまいります。

〇 以上でございます。